2022年10月
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スペンサー〜ダイアナの決意………………………………………………………………………………………………………………………………………………〔監督=エド・パーキンズ/製作=サイモン・チン、ジョナサン・チン出演=ダイアナ元皇太子妃/ʼ22 年=英/1時間49分〕 57分〕〔監督=パブロ・ラライン/出演=クリステン・スチュワート、ジャック・ファーシング、ティモシー・スポール、サリー・ホーキンス、ショーン・ハリス/ʼ21 年=英独/1時間1981年7月29日、スペンサー伯爵家の令嬢ダイアナは英国王室のチャールズ皇太子と結婚した。20歳の妃は、英国民のみならず全世界の人々から注目され、一挙手一投足がニュースになり、パパラッチの標的ともなっていった。の誕生、さまざまな慈善活動、不倫と別居、そして1996年8月には離婚が成立―。「元妃」となった後もダイアナは執拗にカメラに追われ、1997年8月31日の深夜、パリの街で疾走する車と共に散った…。ビデオやニュース映像などから厳選したアーカイブで綴る、初の劇場用ドキュメンタリー。世界で二十五億もの人が観たという「王室国民葬」に参列した一人が言い放った言葉、「マスコミが殺した」が胸に迫る。今なお人々に愛される〝プリンセス〟が駆け抜けた十六年―その映像から見えてくる実像は…。ウィリアムとヘンリー二人の王子その波乱の半生を、貴重なホーム世界が祝福した結婚式から十年―ダイアナ妃(スチュワート)と皇太子チャールズ(ファーシング)との仲は冷えきっていた。1991年の暮れ、女王の私邸サンドリンガム・ハウスには王室メンバーが集いクリスマス休暇を過ごすが、不倫や離婚の噂が世間を賑わす中でも皆、平静を装い淡々とディナーを楽しむ。ダイアナにとって二人の王子たちとの時間だけが自分らしく居られる〝安らぎのひととき〟だった。が、常に誰かに見られているような環境 四   プリンセス・ダイアナ○C2022 DFD FILMS LIMITED. All Rights Reserved.

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