2023年2月
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12◆師走に膀胱の“暴行”を退治し投薬治療を続けながら新年号の編集に励んだのは前号で詳細を綴りましたが、バタバタ続きの年末年始も明けて直ぐ市民病院で経過観察と検査をしたところ順調に回復中―でひと安心。◆とは言え、腎臓のために塩分摂取は極力少なくし、血糖値を抑えるために脂肪と糖分は当分控えめに…と警告を受け、食事の楽しみが激減した日々で心も栄養失調になりそうです。◆そんな時に心肺がメラメラと燃えてくる出来事が。以前から気を揉んでいた「広島市立中央図書館」移転計画に松井市長が納得して市議会に報告、今年度中に設計に入るというのです。ちょっと待って!。さまざまな意見を聞いた末の決断だと言いますが、肝心の現場や関係者の声は全く無視されている様子。◆同時に移転する予定の「映像文化ライブラリー」も同様で、映画フィルムなどの購入計画や上映プランを検討する委員会に一度も意見を求められておらず委員の一人でもある小生は少々落胆しています。そればかりか緑に囲まれた現在地かその近くに「広島の文化エリア」を再整備するのであれば、シネマッド舎所蔵の貴重な「映画史資料」を寄贈してもいい旨の“提案書”を提出したのですが、反応なし。◆そこで急遽この号で移転問題の疑問点を特集したわけです。基本的な「?」があり過ぎて、書き進めるうちにヒートアップしそうになり、コーヒーで心を落ち着かせながら仕上げましたが、それもひとえに基町高校の一年後輩でもある松井市長に、官僚的というか、“政治屋”的な市政をして欲しくないから…。◆先輩面をするわけではなく、基高の「自主自律」精神を胸に民主的な政治をして欲しいからなのです。それで思い出すのが小生3年生の時の卒業式改革。先輩の卒業式は「卒業生代表」として生徒会長が校長先生から卒業証書を受け取っていましたが、われわれは「一人ずつ授与してもらいたい!」と声を上げ

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