2023年5月

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………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………巨大都市・江戸は超エコ循環型で使い古した紙は再利用、糞尿も近郷農家に運んで肥料として畑に撒き、育てた野菜を街で売り歩く…。その紙屑買いの中次（寛一郎）と下肥買いの矢亮（池松）が厠の庇で雨宿りしていた時、おきく（黒木）と出会った。武士だった父・源兵衛（佐藤）と共に貧乏長屋に住み、寺子屋で子供たちに読み書きを教えているという。肥桶を担いで歩くように。ある日、中次は厠で鉢合わせした源兵衛から「惚れた女に〝せかい〟で一番お前が好きだと言ってやんな」と教わる。間もなく侍たちに襲われた源兵衛は命を落とし、おきくも巻き込まれて喉を斬られ声を失う…。やがて中次は矢亮の相方となって山間の集落・霞門村は古くからの因習に縛られ、ゴミ処理場の利権と村長の座をめぐり村人たちの思惑が渦巻いている。父の汚名を引きずりゴミ処理施設で働きながらひっそり暮らす若者・優（横浜）だが、給料は母（西田）がギャンブルで作った借金の返済で消えるのだった。ある日、村に嫌気が差し上京した美咲（黒木）が七年ぶりに帰郷、幼馴染みの優の目に輝きが戻り、村にも変化が…。家業の質屋を「弱い者いじめだ」と反発、農業や人造宝石、宗教などに打ち込む宮沢賢治（菅田）は、病いに伏す妹のトシ（森）を元気づけようと物語を書くが、その甲斐もなく彼女せかいのおきくヴィレッジ銀河鉄道の父〔監督・脚本＝阪本順治／撮影＝笠松則通／出演＝黒木華、寛一郎、池松壮亮、真木蔵人、佐藤浩市、石橋蓮司／ʼ23　年／１時間30分〕〔監督・脚本＝藤井道人／美術＝部谷京子／出演＝横浜流星、黒木華、杉本哲太、西田尚美、木野花、中村獅童、古田新太／ʼ23　年／２時間〕〔監督＝成島出／原作＝門井慶喜／脚本＝坂口理子／出演＝役所広司、菅田将暉、森七菜、豊田裕太、坂井真紀、田中泯／ʼ23　年／２時間８分〕かわや　　　ひさしもん　か　　　四しもごえ○C2023 FANTASIA